コロナ渦の現在では、美術館が一番安心していける場所のひとつなので、少しだけ遠出して「千葉市美術館」の宮島達男展に行ってきました。
千葉市美術館が、開館25周年で、拡張してリニューアルオープンしたこともあり、結構、人が多かったです。
美術館の入り口を入った1階に、床にデジタル数字を投影させて、その上を歩く人によって違った風景を感じさせる「Floating Time」が展示されていました。
鮮烈な水色、赤、黄色の展示ですが、とても癒される空間で、ゆっくり流れる時間をここで楽しめる空間です。。
宮島達男さんの作品との出会いは、2000年ごろに東京オペラシティで見た「MEGA DEATH」。それ以来、北海道から熊本まで、たくさんの作品を見せていただきました。
今回は、その集大成のような展示で、見たかった作品がたくさん見られました。
宮島達男さんと言えば、東京都現代美術館の赤のデジタルカウンター「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」ですが、
室内に入った瞬間は、LEDカウンターのまばゆいほどの赤い色に圧倒されるのですが、それぞれ異なるスピードで1 → 9までのカウントしていく数字を見つめているうちに、逆に黒い部分が気になり始めて、まるで生き物のようにうごめき始めるんですよね。
その細胞のような黒いシミのような何かの裂け目のようなものに、すごくざわざわするんですが、そのうち落ち着いてきて最後はすごく癒される…
何度見に行っても、そんな不思議な体験をするんです。
2000年代からの、宮島達男さんの作品である「Art in You(アートインユー)」は、「アートはあなたの中にある」というメッセージで、すごくたくさんの人を勇気づけていると思います。
誰にだって創造性はあるし、何かを生み出せるのではないかという考え方は、とても愛があると思うのです。
この展示も本当に楽しかったです。
⇒宮島達男 クロニクル 1995−2020|千葉市美術館
2020年9月19日[土] – 12月13日[日]
すいません。すでに終わってしまいました… (^^;
最近、コロナの影響もあり海外からの作品が展示できないためか、日本人のアーティストの作品がかなり熱く展示されています。
- 六本木ヒルズの「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」
- 東京都現代美術館(MOT)の「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」
などなど、たくさん見たいものがあって忙しいです!